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インターネットを用いた礼拝の心得

2021年5月2日
鎌倉雪ノ下教会長老会

しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。 (ヨハネによる福音書第4章23節)

鎌倉雪ノ下教会が主の日の礼拝のライブ配信を始めて、1年以上がたちました。新型の感染症という禍(わざわい)が最初のきっかけであったことは事実ですが、これによって礼拝への道がより多くの人のために開かれたことは感謝すべきです。もとより、礼拝堂に集まりたいという飢え渇くほどの願いが叶わないことを悲しんでいる方も多いと思います。しかし、神のまなざしにおいては、教会は常に変わらずひとつの教会であり続けます。この教会が、いつどこにあっても、神の霊と神の真理に支えられたまことの礼拝を続けることができますように!

1. 主の日の朝

教会が日曜日の朝に礼拝をするのは、主が日曜日の朝にお甦りになったからです。そのような意味で、日曜日は〈主の日〉であり、神が聖別してくださった〈聖日〉なのです。私どももその時間を聖別し、神のためにおささげしたいと願います。礼拝堂に集まることができなくても、可能な限り礼拝のライブ配信によって、同じ時間に礼拝をささげましょう。もちろん、さまざまな都合でそのことが難しい場合もあると思います。他の時間に礼拝の録画を視聴する、あるいは録音や説教原稿を用いることがあったとしても、礼拝の時間を主におささげする信仰の姿勢を大切にしたいと願います。

2. 礼拝への備え

礼拝堂に体を運ぶことができないということは、おそらく信仰者にとって最大の試練のひとつです。み霊の助けをひたすら待ちつつ、私どもの側でもなし得る限りの備えをしたいと思います。このような時だからこそ、初心に帰るつもりで、『教会生活の手引き』問92、問93を読み直してみてください。そこでは、毎週土曜日に礼拝に備える祈祷会をしているドイツの教会のことが紹介されたり、あるいは毎週土曜日の清掃奉仕(現在は感染症対策のために休止していますが)のことに触れながら、「牧師も含めて教会員が交替で礼拝堂を清め、準備することから礼拝が始まっていると思います」(問92)と言います。「清掃奉仕のできない方も祈りをもって備えてください。司式、説教にあたる牧師、オルガニスト、教会学校教師その他の奉仕者のためにも祈ってください。前日に献金を用意し、聖書の言葉を読んでおくことも大切です」(問92)。このような礼拝への備えが、〈コロナ捕囚〉とさえ呼ばれる試練の中で、どんなに大きな意味を持つことでしょうか。礼拝に先立つ祈りにおいて、既に教会がひとつにされていることを感謝したいと思います。
礼拝のライブ配信は、招詞に先立つオルガンの奏楽から始まります。「単なるバックグラウンドミュージックを流し始めているのではありません。できるだけ早く着席して、オルガンに支えられて礼拝のこころを作るのです。この間に印刷物を読んでいたり、おしゃべりをする方がありますが、控えていただきたい。神にお会いし、その言葉を聞くための心備えをしていただきたい。静かに沈黙したまま祈ることもよいでしょう。また礼拝における集中に備えてこころを柔らかくくつろがせることも大切です。神のみ霊が働く場所を自分のこころの内に作るのです」(『教会生活の手引き』問93より)。ご家族と一緒に礼拝ができるならば、さらにそれに先立って、短い祈りの時を持つことがあってもよいと思います。

3. 礼拝のささげ方

最初に書きましたように、場所は離れていても、教会はいつもひとつです。インターネットを用いる礼拝の場合も、できるだけ礼拝堂にいるときと同じように礼拝をささげましょう。起立するところでは起立し、賛美を歌い、祈りの最後などではアーメンと答えてください。
他の家族に気兼ねしながら動画配信による礼拝を続けておられる方も多いと思います。必ずしも大きな声で賛美を歌えない場合もあるに違いありません。無理をなさる必要はありません。けれども、皆さんのそれぞれのご家庭での礼拝の姿は、既に神の恵みを映し出すものとして用いられていますし、それはまたきっと神のお役にも立っていると信じます。

4. 献金

献金も、普段の礼拝と同じようにささげ、それをきちんと取り分けておくことをお勧めします。次に礼拝堂においでになった時にまとめてささげてくださってもよいですし、教会に送金することも可能です。なお、献金については、3月21日配布のプリント「月定献金についてのお願い」も合わせてお読みくだされば幸いです。

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