
1月3日
神さま、もしあなたがおられるなら
主日礼拝 ■今日からしばらく、おそらく1年くらい、私がここに立って説教するときには、新約聖書の最後の文書であるヨハネの黙示録を読み続けたいと思います。 エーミル・ブルンナーという神学者が、今日私ども...
礼拝説教
1月3日
主日礼拝 ■今日からしばらく、おそらく1年くらい、私がここに立って説教するときには、新約聖書の最後の文書であるヨハネの黙示録を読み続けたいと思います。 エーミル・ブルンナーという神学者が、今日私ども...
1月10日
主日礼拝 「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。」(7:37) 今日は、この御言葉だけで十分であるとさえ思わされます。主イエスは、このことを大きな声で叫ばれました。主はエルサレムの...
1月17日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録の持つひとつの力は、賛美にあふれていることだと思います。のちの教会の讃美歌の歴史、教会音楽の歴史においても、黙示録は常に大きな影響を持ち続けましたし、私が礼拝のために選ぶ讃美...
1月24日
主日礼拝 ■礼拝において、ヨハネの黙示録を読み始めております。今年最初の日曜日から始めて、できれば今年中に読み終えることを一応の目標にしています、と本日お配りした雪ノ下通信の牧師室だよりに書きましたが...
1月31日
主日礼拝 「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。」 私たちは、主の栄光を現し続ける群れです。主なる神の栄光を現すことこそ、私たちの人生の目的です。 コ...
2月7日
主日礼拝 ■1月から礼拝においてヨハネの黙示録を読み始めて、今日から第2章に入ります。ここから、七つの教会への手紙と呼ばれる部分が始まります。エフェソ、スミルナ、ペルガモンと、新共同訳の小見出しを追っ...
2月14日
主日礼拝 「赦される」という経験は、私どもにとっては、かけがえのないものであると思います。これまで生きて来て、自分は赦された、という経験を、私どもは幾度してきたことでしょうか。 それは痛みをもって思い...
2月21日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録、すなわちヨハネの見た幻の記録であります。おそらく小アジア全体の教会の指導者であったと言われるヨハネという人が、パトモスという小島で、神から幻を見せていただきました。たいへん...
2月28日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録の第2章から第3章にかけて、「七つの教会への手紙」と呼ばれる部分が続きます。この礼拝で、2月に入ってから、エフェソ、スミルナ、そして今日はペルガモンの教会への手紙を読みました...
3月7日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録の第2章から第3章にかけて記される七つの教会への手紙、今日はそのちょうど真ん中に位置する、ティアティラの教会への手紙を読みました。黙示録を書いたヨハネは、この七つの教会の霊的...
3月14日
主日礼拝 私たちは、どのような生き方をするにせよ、主なる神の栄光を現し続けます。わたくしたちがもう主のものとされているからです。 今日読んだ新約のみ言葉、コリントの信徒への手紙一第7章では、伝道者パウ...
3月21日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録、第3章に入ります。サルディスという町にある教会に宛てて記された、キリストの手紙であります。その冒頭にこのような言葉がありました。「わたしはあなたの行いを知っている。あなたが...
3月28日
主日礼拝 「わたしは世の光である」(8:12)と主イエスは言われました。 「わたしは世の光である」。 このお言葉に、どれほど多くの人が救われてきたことでしょうか。暗い中に、押し黙っているときに、光が来...
4月1日
受難週木曜日礼拝 ■皆さんの中に、もしかしたら、11年前の4月1日のことを記憶していてくださる方があるかもしれません。2010年の4月1日木曜日、私はこの教会の牧師として着任いたしました...
4月4日
復活主日礼拝 ■主のご復活、おめでとうございます。今年は、異例のことですが、教会員の皆さん全員に、教会からイースターのお祝いのカードをお送りしました。そのカードに私の字で、先ほど読みましたヨハネの黙示...
4月11日
主日礼拝 伝道者パウロは、コリント教会の人々に伝えます。「それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。」その背景には、信仰に入った後に、自分の身分を気にして、それを変えようとしたものがいたという...
4月18日
主日聖餐礼拝 ■1年と2か月ぶりに、主の食卓を祝います。「うれしくて、いつもより早起きしました」という人は、きっと私ひとりではないだろうと思います。もとより聖餐の食卓の中心に立つのは、私どもの喜びでは...
4月25日
主日聖餐礼拝 ■先週の日曜日に引き続き、今朝も聖餐を祝います。もう1年以上聖餐を受けていないという方が、ほとんどだと思います。それに加えて、ぜひここにいる皆さんひとりひとりに覚えていただきたいことは、...
5月2日
主日礼拝 ■私どもがしている礼拝というわざは、改めて考えてみると、たいへん不思議な行為だと思います。なぜ私どもは日曜日の朝に礼拝をするのか。皆さんも、誰かに尋ねられることがあるかもしれません。「へえ、...
5月9日
主日礼拝 あなたはどなたですか? そのように、彼らは主イエスに尋ねました。 あなたはどなたですか? それに主は答えられました。 「わたしはある。」 このところ、入門講座ですとか、まだ洗礼を受けておられ...
5月16日
主日礼拝 ■ハイデルベルク信仰問答という、約450年前に書かれた信仰の書物があります。450年も昔の言葉が、今でも私どもの信仰を支える力を持ち続けているということは、ちょっとした奇跡であると言えるかも...
5月23日
聖霊降臨記念主日礼拝 ■今日はペンテコステ、聖霊降臨の記念の礼拝です。今から約二千年前、エルサレムの片隅で、弟子たちが集まって祈りをしていたところに神の霊が注がれて、そこに教会が生まれました。教会には...
5月30日
主日礼拝 私たち教会は、主なる神の愛によって造り上げられた群れです。 今日は、造ることについて話します。 皆さんは、何かを造ったことがありますか。 どんなものでも構いません。子どものころの話なら、積み...
6月6日
主日礼拝 ■「小羊が第七の封印を開いたとき」。ヨハネの黙示録第8章はそのように始まります。この「封印」というのは、神のみ手の内にある巻物を封じている封印のことで、さかのぼって第5章から話が始まっていま...
6月13日
主日礼拝 教会で葬儀が続きました。その葬儀の説教のなかで、こういう言葉が語られました。 「本物」。 「この人は、本物を求めた人だった。 偽物じゃだめだった。」 そう語られました。 そしてもうお一人の方...
6月20日
主日礼拝 ■今日は、このあと聖餐を祝います。この聖餐と呼ばれる食事の源流をさかのぼると、旧約聖書出エジプト記第12章に出てくる、〈主の過越〉と呼ばれる食事に行き着きます。神の民イスラエルは、かつて43...
6月27日
主日礼拝 コリントの信徒への手紙一の第8章は、コリント教会にあったある問題について、伝道者パウロが応えている箇所でした。その問題は、偶像にささげられた肉は食べてもいいのか、という問題でし...
7月4日
主日礼拝 ■ヨハネには、神からお預かりした言葉がありました。今日読みました黙示録の第10章には、「神の言葉の巻物を食べなさい。それは、あなたの口には蜜のように甘いが、食べると、腹は苦くなる」という、た...
7月11日
主日礼拝 この手紙を書いたパウロという伝道者は、イエスさまの福音を伝えるために、自らの行いも、言葉もすべてささげた人でした。私たちはパウロの手紙を読みつつ、主の福音のために生きるキリスト者の生き方を知...
7月18日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録第11章を読みました。これだけでも、一回の礼拝で読むには長すぎると感じられるかもしれませんが、話の内容から言えば、少なくとも第10章にまでさかのぼって、このふたつの章を合わせ...
7月25日
主日礼拝 ■最近私が教会の生活の中で感謝しているひとつのことは、先週の主礼拝後、久しぶりに「説教を聴き分かち合う会」という集会を再開することができたことです。今聞いたばかりの説教について自由に語り合い...
8月1日
主日礼拝 ■先週の礼拝説教の中で、「聖書は難しい書物ではない」という話をしました。覚えてくださっている方も多いと思います。聖書というのは、神が今、わたしのために語りかけてくださる言葉です。そうであれば...
8月8日
主日礼拝 第7章から始まった主イエスとユダヤ人たちとの長い論争が終わろうとしています。そのあいだに主は「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲め」と言われましたし、「わたしは世の光である」とも...
8月15日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録の第14章を読みました。この章を理解するためには、しかしどうしても、第13章、さらに第12章までさかのぼる必要があるだろうと思います。第12章においては、天における戦いに負け...
8月22日
主日礼拝 ■予告を変更して、今日はヨハネの黙示録第14章の13節以下を読みました。先週の週報では、新共同訳の区分に従って14節から20節までを読むと予告していたのですが、説教の準備をしながら、14節以...
8月29日
主日礼拝 キリスト者、イエスさまを信じるようになった信仰者には、人生の目的が新たに与えられます。キリスト者の人生の目的は、主なる神さまの喜びに生きる、ということです。そして、主なる神さまに喜んでもらう...
9月5日
主日礼拝 わたしはまた、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の天使が最後の七つの災いを携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである(1節)。 ■ヨハネの黙示録はこの第15章...
9月12日
主日礼拝 聖書の中に出てくる、主イエスに出会った人たちの中でも、今日出てくるひとりの盲人は、とても愛おしい存在であります。なぜなら、自分みたいだからです。 5世紀の偉大な神学者であるアウ...
9月19日
主日礼拝 ■かつて主の日の礼拝で毎週唱えていた、十戒という言葉があります。今は一種の非常事態ですから、少しでも礼拝堂にとどまる時間を短くするために、十戒を唱えるのをやめてしまっていますが、いつかは必ず...
9月26日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録という、聖書の中でも特別な個性を持つ文書を礼拝の中で読み続けています。今年1月の最初の日曜日から読み始めて、9か月が過ぎようとしていますが、だんだんと終わりが見えてきました。...
10月3日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録第18章を読みました。黙示録は全部で22章ですから、既に終わりに近いわけですが、ある意味では、黙示録はここでようやく問題の核心に触れると、そのように言うこともできるだろうと思...
10月10日
主日礼拝 あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、...
10月17日
主日礼拝 ■少し妙な話題から話を始めさせていただきますけれども、先日、北鎌倉女子学園の中学2年生という人から教会に電話があって、「今度教会を訪問させていただいて、教会の代表者(つまり私)にインタビュー...
10月24日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録、すなわち、ヨハネの見た幻の記録であります。もっとも「幻」という日本語は、どうも否定的な響きを持つかもしれません。「黙示」という言葉は、原文の意味に沿って理解するならば、「隠...
10月31日
伝道開始104年記念礼拝 ■今朝は、鎌倉雪ノ下教会の伝道開始104年の記念礼拝をしております。ちょうど104年前、1917年の10月31日、ルターの改革400年を記念して、この教会の最初の礼拝をしまし...
11月7日
主日礼拝 ■黙示録を書いたヨハネという人は、教会の牧師でした。私のようなひとつの教会だけの牧師ではなくて、小アジアの教会全体を指導するような、たとえば監督とかビショップとか呼ばれるような立場の人間であ...
11月14日
主日礼拝 「今は見える」(9:25)と彼は言いました。 元盲人だった人です!それも生まれつき、彼は目が見えませんでした。生まれつきということは、彼は光の存在すら知らず、どういう世界か言うことはできませ...
11月21日
主日礼拝 わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった(1節)。 ヨハネの黙示録、すなわち、伝道者ヨハネがパトモスという小島にいたときに神に見せていただ...
11月28日
主日礼拝 ■ヨハネの黙示録。伝道者ヨハネがパトモスという小さな島にいたときに、神がヨハネのために幻を見せてくださった、その記録であります。礼拝の中で、今年の初めからずっとこの黙示録を読み続けてきました...
12月5日
主日礼拝 ■ほぼ1年間、礼拝の中でヨハネの黙示録を読み続けてまいりまして、今日、遂にその最後の章に入りました。そこでヨハネが見せていただいた幻は、新しい神の都の姿です。その都に諸国の民が、ということは...
12月12日
主日礼拝 あ 皆さんに、○×クイズを出します。 「教会は、家族のようなものである」〇か×か。 ×です。 「教会は家族のようなものである」のではありません。「教会は家族である」のです。 今日受洗した人、...
12月19日
降誕主日礼拝 ■クリスマスというのは、たいへんに美しく、また慕わしい出来事であると思います。人類の歴史の中で、これほどに美しい出来事は後にも先にも一度もなかったと、私は思うのであります。 聖書が伝える...
12月26日
歳末感謝聖餐礼拝 みなさまにクリスマスの祝福を申し上げます。 その夜、神の御子はベツレヘムに生まれたもう。 この一点に、私どもはひざまずきます。 その夜、世界で最も貧しく、暗い飼い葉桶の...